
自分の絵に自信が持てなくとも
こんにちは、デザイナーのタカハシです。
急に冷えましたね。私もコタツを出したいのですが近日引っ越しのためお預け状態…。
でもこんな寒い日には熱いお茶が一層おいしく感じますね!
温かいココアの甘さも恋しいです。
ネット上で様々な絵描きさんと情報交換したりよくお話しするのですが
圧倒的な画力を持った絵描きさんの上手い絵を公開したとします。
その絵描きさんと繋がっている別の絵描きさん達がそれを見て
「凄い!」と新しい作品に喜ぶ声の中「死にたい」と己の画力に絶望する方もいます。
もちろん新しい作品に歓喜した直後焦燥に駆られるといった方もいました。
何故、絵描きは上手い絵を見ると絶望してしまうのか?
しかしそうでない方ももちろんいます。
学生時代、周りの人々を圧倒させるようなずば抜けた画力を持った友人がいました。
その友人は暇さえあればどんな場所でも常に絵を描いている、根っからの絵を描くことが大好きなタイプです。
上手い絵を紹介すれば「おお、凄い!」と興奮気味に感動し、その後もスケッチを続けている子でした。
そして「上手い絵はいっぱい見てきたけど、上手い絵を見て死にたいという気持ちが全く分からない」とも語っていました。
現在その友人は実写寄りなカードゲームのイラストを担当しています。
そう、上手い人は好きな絵を楽しく描き続ける。
そもそもどうして落ち込むのかというと、おそらく自分の絵に自信がないからだと思います。
学生時代の私も周りのレベルの高さに劣等感を感じ、上達しない自分が嫌になる事も多かったです。
最近はその友人の一言の影響もありますが、まずは一歩一歩確実に前進するスタイルで頑張ろうと決めました。
それが前回話していた色の勉強でした。
私がなぜ落ち込んだかというと、自分の絵に自信がなかった・好きではなかったという部分が大きく
特に自分の絵柄の個性がないというコンプレックスが強い事が原因でした。
なので当時は「実験」と言いながら絵柄をコロコロ変えてみたりと完全な迷走をしていた時期もあります。
ここで自分がなぜ絵を描く道を選んだかというルーツを思い出すと、「絵を描くのが好き」というシンプルなものでした。
絵を描く方なら大体が当てはまる事ではないかと思います。
趣味で描く絵と仕事で描く絵は対等にしてはならないし、
仕事であれば描けないものを描かなければいけない事もある。
クオリティだって求められる。
しかし趣味の絵なら好きなものを自由に描ける。
たとえ自分の絵が嫌になったり手が思うように動かなくなった時…
絵を描いてて楽しかった事を思い出してみませんか?
他人と自分を比べなくてもいいのです。
これが皆さんの絵を描くモチベーションに繋がればと思います!
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